それからの日常2


好不評に関らず、第2弾 名雪編

-----

それからの日常2

その1

夢。
夢を見ている
毎日見る夢。
終わりのない夢。
白い雪。
流れる雪雲。
白く染まった世界。
誰かが呼ぶ声。
どこかで聞いた声……
「…起きないと遅刻するぞ、名雪!」
「…え?あれ?」

------
その2

「なあ、名雪」
「うん」
「おかしが大好きな子供がいたとする。」
「え、なに?何の話?」
「いいから、自分のことと考えるんだ。
その子はおかしの国に行きたいと願ったんだ。
で、いつの間にか本当におかしの国が生まれていたんだ。さあ、どうなる?」
「うーん……分からない。」
「自分のことと思うんだ。想像するんだよ。」
「でも、分からないし…」
「……じゃあ、少し変えよう。かわいい猫が大好きな子供がいたとする。
で、いつのまにか…」
「行く。絶対行く。」
「………」

-----
その2はちょっと反則だと分かってるんですけど…
  inserted by FC2 system