真琴SS。キャラに呼びかけシリーズ、略称Calling、その3
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そんなのいらない物だから
なあ、真琴
オレは玄関に立って
出かけようとしている真琴に聞いてみた
お前、消える時、どんな気持ちだったんだ?
悲しかったのか?
何も感じなかったのか?
それとも…
真琴はオレの顔を見上げた
そして、首をかしげて言った
覚えてないから分かんない
だけど、還った時のことだったら
とってもうれしかったこと
とっても楽しかったこと
家に帰る途中の空
商店街のいい匂い
みんなの喜んだ顔
それは絶対覚えてて
それは絶対忘れない
だから
そんなの覚えてないとダメ?
オレは真琴の頭をなでた
頭をくしゃくしゃにした
真琴は迷惑そうに手を払って
玄関を走って出ていった。
オレは肉まんをおごろうと
真琴の後を追いかけた
<END>
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…筆者です。
「仕切り屋・美汐です。」
…現実逃避中。午後には発表なのに、資料ができてないんだよ〜
「で、真琴を書くんですか?」
…真琴書くのはオレの気晴らしだ。唯一、悲惨に絶対しないから。愛だよ、愛。
「ただの逃避…」
…あおぉぉぉぉぉぉぉん