だって、好きだからしょうがない


名雪SS。Calling、その5
そしてこのSSをSEAMAさんに
お詫びと取り返しのつかない自分の愚かさへの自戒として捧げます。
受け取ってもらえないことは分かっていますが。
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だって、好きだからしょうがない
 

なあ、名雪

オレは百貨屋のテーブルに座り
向かいでイチゴサンデーを食べている名雪に聞いてみた

お前、どうしてオレのことを
あんなひどいことをして
全然連絡もしないで
そんな自分のしたことさえ忘れてた
そんなオレのことなんて
ずっと好きでいてくれたんだ

名雪はスプーンの手を止めた
そしてオレの顔を見た

わたしにも分かんないよ
ただ
商店街を歩くたびに
夜中に勉強するたびに
空から雪が舞い落ちて
街を雪が白く染めるたび
祐一のこと思い出して
悲しくなって
だけど会いたくて
どうしてか分からないけれど
だけどやっぱり会いたくて

やっぱり分からないけどね
だけど
多分
だって

オレはテーブルに身を乗り出して
そんな名雪のクリームのついた
赤い
白い
唇にキスをした

<END>
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…筆者です。
「仕切り屋・美汐です。」
…オレはどうしてこうなんだろうね…今朝、掲示板見て…真っ青になったよ…
「何度やったら気がすむんですか。SEAMAさんには…二度目ですよ。」
…書いた人の素晴らしい、美しい想いを…自分の汚れた言葉で汚してしまって…取り返しなどつかないのに…
「…あなたは人にコメントしてはいけない人ですね。まったく…」
…だから…こんなのじゃあ贖罪にはならないけど…読んでももらえないだろうけど…オレの今の思いを、キャラの思いを描くこのシリーズCallingで…自分を罰するために書いた。
「SEAMAさんには捧げるのも2度目ですね。」
…前のは…ギャグじゃん。今度がホント。ただ一度の…でも…もう… inserted by FC2 system