目覚めた朝の陽の光


舞SS。ほのぼの。
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目覚めた朝の陽の光

ごうんごうん
「…うるさいな…朝っぱらから何なんだよ…」
ごうんごうん
「…洗濯機じゃないのか?どこのどいつだっ!せっかくの…」
「……おはよう。」
「……舞。何やってるんだ。」
「……洗濯。」
「それは分かってる!なんでこんな朝っぱらから…」
「……8時。」
「…へ?」
「……8時。早くない。」
「うそ……じゃない。」
「………」
「………」
「…一時間目、パスだな。」
「……不良。」
「…なんか、お前に言われたくないよな。」
「………」

ごうんごうん
「…しかし、なんで朝からやるんだ?」
「……普通、朝からする。」
「いや…いつもより、早いってこと。」
「……講義、あるから。」
「そうか…舞、一応、ちゃんと大学に行ってるのか。」
「……あたりまえ。」
「いや…女子大生といえば、毎日コンパとサークルで、大学に行く暇もないって決まってるもんだろ?」
ぱんっ
「…いいツッコミだ。しかし、ツッコミは素手、武器厳禁って言っただろ。なんでふとん叩き?」
「……ふとんも干してる。」
「…だからって、持って歩くなよ…」

「…今日も快晴だな。」
「……暑い。」
「夏だからな…プールでも行くか?」
「……講義。」
「そうか…でも、ちょっとだけ。」
「……補習。」
「いや、オレの方はいいんだ……」
「……留年。」
「はぅ…シャレにならないんだって…」
「………」
「…でも、行きたいな。海のほうがいいけどな。」
「………」

ごうんごうん
「…はあ…着替えるかな。」
「……海。」
「……うん?」
「……海、行きたい。」
「…よし。行くか!週末にでも。」
「……今から。」
「………」
「……行きたい。」
「……ようっし!行くぞ!学校なんかパスだっ!舞、お前も準備しろ!」
「………」
こくり

ごうんごうん

<END>

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…筆者です。
「仕切り屋・美汐です。」
…これにて今日のノルマ終了。
「…誰もノルマ、課してません。」
…またまた。お前が課したようなもんじゃないか。
「よう、ではあっても、課したわけではありません。」
…あぅ…
「しかし、休み時間、ご飯も食べずに、よくやりますね。」
…大丈夫。減量中だし。3日ぐらい食べなくてもいいお腹(苦笑)
「…ジュースの飲み過ぎ。」
…あぅ…だって、暑いんだよ…
「気合いが足らないだけでしょう。」
…あぅ
「では、今日はこれまで、ですね?」 inserted by FC2 system