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丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
ボクはホントは何なのか
ボクは知らなかった
本当のボクのこと
本当の幸せを
ボクは知らなかった。
知らずに走っていたんだ。
ずっと
ずっと
ぐるぐる
ぐるぐると
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
あたしがどこへ行ったのか
あたしは知らないあたしがどこから還ってきたのか
あたしは知らないあたしはただ駆け回って
あたしはただ走って
子供たちの手を引いて
白い雪の中をただ
ただぐるぐる
ぐるぐると
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
キミはどこへ行くの?
あんたは何をしてるの?
キミはどこへ還るの?
あんたはどこへ還るの?
ボクは
あたしは
ボクらの
あたしたちの
還る場所は
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
さあ、手を繋ごう
そこが還る場所だから
二人、手を繋いで歩きだそう
そこが還る場所だから向こうに見えるあの白い
白い大きな木の向こう
ずっとずっと繋がっている白い道の向こう
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
知らないままにボクたちはあたしたちはどこから来たのかなんて
どこへ行くのかなんて
全然知らなかった
知らないままにあたしたちはずっとずっと駆けた
一生懸命駆けてでも
それはただ一つのことのため
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
あたしたちは幸せになるためにこの世界に生まれてきたの
二人、手を繋いで歩いていくために
あの場所へ
あの大きな木の向こう
ずっとずっと続く道の向こうへ
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
山を越えた道は、やがて海を渡るの
そして世界に繋がっていくんだ
この大きな大きな世界の果てまで
きっと続いていくの
だって
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
どこへ行くのかなんて、あたしは知らないけれど
一つだけ、知ってるよ
ボクたちが来た処は、とても暖かいところ一つだけ、知ってるの
あたしたちが還る処は、とても暖かいところだって
そこにいたのは本当に大切な人たちだったからそこにいるのは本当に大切な人たちなんだから
そこがボクたちの
そこがあたしたちの
還る場所
還ることが出来る場所
そう
生きていく場所なんだからだから
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
こんにちわ
ボク、月宮あゆ
あたし、沢渡真琴
さあ、手を繋ごう
そして歩きだそう
一緒に還るため
還るべき処
そこは
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
そして山を越え、海を渡り、世界へ繋がっていく
あたしたちの世界
みんなが住む世界
みんなで幸せに生きていく世界
ずっと
ずっとだから
丘は森に連なり、やがて街へと続いていく
ずっとずっと続くその白い道を
道の向こうに見えるあの街まで
ボクらは駆けていく
あたしたちは駆けていく
そこに住む本当に大切な人たちのところへそして
言うよ…
『ただいまっ!』
『…おかえり』
Quo Vadis...
<and eternal...>
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