「うれしいこと」
 

皆様、ご機嫌いかがでしょうか、夢見草です。

このSSは、LOTH様に捧げます。
拙い文章ですが、もしよろしければ受け取って下さい。返品は可です。

今回は「ほのぼの」を目指してみましたが……ほのぼのしてますか?

名雪シナリオのエピローグの前、秋子さんが退院するころの話です。
そんなわけで、ネタバレは今回ないとは思いますが、名雪のシナリオを
クリアしてから読まれることをお薦めいたします。

ネタが被ってないことを祈って……。

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「うれしいこと」
 

 なぜ、こんな事になってしまったのだろうか……。
 なぜ、名雪は俺を止めなかったのだろうか……。
 今、俺と名雪の目の前に『あの』ジャムがたっぷり塗られたトーストが
置いてある。
「……」
「……」
 皿に載った『それ』を目の前にして、もう5分ばかり、動くことの出来ない
俺と名雪がそこにはいた。
 発端は、昨日のことだ…。
 

 放課後、いつものように部活に向かう名雪を呼び止めて俺は言った。
「…なあ、名雪」
「なに? 祐一、どうしたの?」
「あのさ、授業中ずっと考えていたんだけどな」
「…うん」
「秋子さんが退院したら、お祝いに何か、秋子さんにプレゼントしようか…」
 暫く考えた名雪が、自分も嬉しそうに答える。
「…うん、そうだね。きっとお母さんも喜ぶよ」
「よしっ! じゃあ、何にしようか?」
 しかし、名雪は表情を曇らせ、
「…でも、私たち、お金ないよ?」
「…そうだったな」

 そう言われればお金など、確かに余り残っていない。バイトもしていない、
ただの高校生である俺は、収入経路が断たれた今、自由になるお金などは
ほとんど無いに等しい。うちの親の仕送りも毎月だと雀の涙程度だから、
下手をすればプレゼントどころか、当面の生活すら危ういのだと気付く。
 ……しかし、だからこそ、より一層秋子さんが無事である事の有り難みを
感じるわけで、その『現実』が、秋子さんの無事を祝って何かを贈りたい
という気持ちを増長させるに至るわけだ。

「…祐一」
 現実を深く理解し、悩み考え込む俺に、名雪が呼びかける。
「…祐一は、お母さんに喜んでもらいたいんだね」
「そりゃそうだ」
 世話になってるし、……何よりお前の母親だからな。
「だったら、別に無理して何かをプレゼントしなくても、お母さんが喜び
 そうな事をしてあげればいいんだよ」
「…名雪にしては、いい意見だな」
「…祐一、失礼だよ」
 頬を膨らますいとこ…いや、もう恋人か…の自然な表情の変化が何故だか
嬉しくて、俺の表情も思わず弛むのが分かる。
「…で、お前に何か、妙案があるのか?」
「…く〜」
「…その反応で十分理解したぞ」
 何も策を持ち合わせていない事がな。
「う〜」
「…そうだな」
「…私は、祐一がお母さんにしてあげたいと思ったことを、してあげれば
 いいと思うよ」
「そうか、そうだな…」
 そして俺は再び考え込む。
 その時、俺の脳裏に浮かんだものは…。
 

 「…俺、今日は本当にもうお腹いっぱいですから」
 「…残念ね」
  そういって、本当に残念そうにジャムを片付ける、秋子さんの姿。
  本当は、分かっていたのかも知れない。
  俺があのジャムを、一口食べただけで「不味い」と思ったことを。
 

「…なあ、名雪」
「…?」
「…『あの』ジャムを美味しそうに食べる俺達を見たら、秋子さん喜んで
 くれるかな?」
 俺がそう言うと、名雪の表情が凍り付く。
「…え?」
「いや、今な、…前に『あの』ジャムを塗ったトーストを残した時の、
 秋子さんの残念そうな顔が浮かんだから…名雪が逃げた時の」
 最後の言葉が聞こえたかどうかは分からないが……、名雪はさすがに
嫌なのか「…よりによって、あのジャム?」という顔をして俺を見る。
 きっとこいつは、さっき俺に言ったセリフを早速後悔している事だろう。
「でも、祐一、私も食べるの?」
「いや、名雪は無理しなくてもいい。…俺は、頑張ってみるけど」
 今度は名雪が考え込む番だった。暫くして、決心したかのように口を開く。
「…祐一がそう言うんだったら、私も頑張ってみるよ」
「そうか、じゃあ二人で頑張ろう」
「…祐一」
「…分かってる。死ぬときは、二人一緒だ」
 

 そう、言い出したのは俺だ。
 だが、それはひとえに秋子さんに喜んでもらいたいがため。しかし……。

 ただ時間だけが無意味に過ぎてゆく。焼いたはずのトーストはもう既に熱を
失い、ただの焦げがついた(例のジャムが乗っているので『ただの』では
ないが)堅いパンになっていた。
 あれからもう、10分ほどが経過していた。
 しかし……、いつまでもこうしていた所で埒があかない。
「…食べる、ぞ…、名雪」
「…う…ん」
 俺と名雪は意を決し『それ』に手を伸ばす。そして…頬張る。

 …ぱくっ!

 口の中に、何とも表現し難い味が広がる。そして、その味が広がると共に、
俺の頭の中で生命の危機を知らせる警鐘が鳴り響く。
 それは名雪も同じらしく、名雪の顔が、みるみるうちに涙目になるのが
分かる。ここで『分かる』と述べたのは、俺の視界も、うっすらとぼやけて
きたからに他ならない。
 だが、まだ始まったばかりだ。
「…祐一、もう止めよう…限界だよ」
「…名雪、まだ一口だ。あと90%以上残ってるぞ。…何とか食べるんだ!」
 しかし、最初の一口でこれか。
 苦しみは、少なくともあと9回分残っているわけだ…。純粋に考えて、
確かに無理があるといえる。
 …しかし、俺はやり抜くんだ。そして、秋子さんに喜んでもらい、…この
謎ジャムを食べきった男として、末代まで称えられるんだっ!
 …という野望も、少し持ちながら、次の一口を…一口を…。
「……」
「……」
「…ええいっ!」

 …ぱくっ。

 名雪も俺に続いて、二口目を頬張ったのが分かる。
「…う〜」
「…ぐぉ…」
 苦悶の表情を浮かべ、のたうち回る二人。はっきり言って端から見れば
バカ以外の何者でもない。
「…祐一…、私はもふ、だめだ…お…」
 名雪の言葉が、だんだん怪しくなってきた。
「名雪っ! まだだっ! まだ死ぬんじゃないっ!」
「…うぐっ…う…」
 もう既に声にならないらしい。ぽろぽろと涙を流しながら、ジャムの味に
必死に耐えている姿は余りにも可哀想だ。それに、俺もかなり……。

「…つ、次だ…、次行くぞ…」
「…うくっ…」
 視界が少しずつ歪む中、俺は三口目に手をつけようと『それ』を頬張る…。
 名雪も、俺に続いて…続いて頬張ろうと…するが…。

 ぱたっ!

「…な、名雪っ!」
「……」
 名雪は力尽きて机に突っ伏す。俺の呼びかけにももう反応できないほどの
重傷だった。
 何度呼びかけようと、体を揺すろうと、一向に反応する気配すら見せない。
 仕方なく俺は、名雪を彼女の部屋に運び、ベッドに寝かせてそのあとの
片付けをした。
 初戦は完敗だった…。
 

 次の日。

 放課後、帰ろうとする俺に名雪が話しかけてくる。
「祐一…」
「…どうした…」
「…今日も…やるの?」
「……」
 俺はしばし考え込む。昨日の今日で『あれ』を食べられるようになるとは
思えない。しかし、秋子さんの退院の日は明日。今日が駄目なら、もう他の
手を打つしかない。
 だから、今日で見切りをつけるしかないのだが…。
「…ああ、やる」
 俺はそう答えた。
 まだ、俺は出来る限りのことをしていない、というのが理由だ。まだ今日が
ある。今日で…今日で食べられるようになるのだろうか…『あれ』が…。
「…うん、わかったよ」
 名雪は何も言わなかった。一度言い出したら聞かない俺の頑固さを分かって
いるのだろう。
 

 名雪が部活を終えて帰ってくる。
 俺は早速、私服に着替えた名雪と共に、食パンをトースターに入れ、焼き
上がったパンに『あれ』を塗る。焼きたてのパンの匂いと、そのパンの熱で
暖まった『あれ』の、別世界にトリップしそうなほどに謎めいた『芳しい』
香りが鼻孔をくすぐる。
 さて、俺と名雪にそれぞれ『それ』が行き渡ったところで、覚悟を決めた
俺は口を開く。
「…行くぞ」
「…うん…」
 名雪も奈落の底を覗く覚悟は出来たらしい。いつになく真剣な眼差しで
頷き『それ』に手を伸ばす。
 それは、狂気の宴の始まり。

 狂気の宴の始まりだ…。
 

 …数分後、予想通りというか何というか、半分も食べられていない食パン、
瓶にまだなみなみと残った『あれ』を前に、深遠なる闇(永遠の世界?)を
覗き、力尽きてテーブルに突っ伏した俺と名雪がいた。
「……」
「……」
 もう精も根も尽き果てて、言葉も出やしない。
 狂気の宴は、俺と名雪の『敗北』をもって、あっけなく幕を閉じた…。

 その夜、俺の部屋にて作戦会議中。
「…ダメだったな」
「…うん」
「…どうしようか、名雪?」
「…どうしよう、祐一?」
「……」
「……」
 もはやこれまで、といった感じで何も言葉が出ない俺。名雪は、そんな俺の
心中を察してか、それとも無策な故か、こちらも何も言わない。

 俺は無力なんだ、と思わずにはいられなかった。秋子さんの喜ぶ顔が
見たかったのに、それさえも満足に出来ない自分。それは蟷螂の斧だったの
だろうか、相手が悪かったのだろうか。でも、俺は(名雪も)出来る限りの
努力はしたはず(その努力が正しい方向を向いていたかどうかは別だが)だ、
と思う。
 結局、名雪が眠た気な眼差しをしていたので、自分の部屋に帰らせ、俺は
寝付くまでの間、ベッドに横になり、天井の継ぎ目を眺めながら、秋子さんに
喜んでもらうための他の作戦をずっと考えていた。
 考えるのに疲れて寝付いたのは、1時過ぎだった。
 

 そして迎えた、秋子さんの退院の日。

 しかし残念な事に、俺達には授業があり、テストが近いこともあって授業を
抜けるわけにもいかなかった。
 黒板に書かれた文字を書き写す手にも焦りがあらわれたのか、いつもよりも
消しゴムを持つ回数が多かった。そして静寂の中、鳴り響くチョークの音が
耳障りで仕方なかった。
 そんな中、名雪は…と思い、隣を向く。
「…くー」
 名雪は寝ていた。
 ……俺は何故だか無性に腹が立ち、ノートの角を破いて丸めると、名雪の
顔めがけて指で弾く。

 …ぴしっ!

 その切れ端は軽快な音を立てて名雪の頬にヒットし、あとは自由落下に
従って床まで落ちる。しかし……。
「…くー」
 全然目が覚める気配はない。
 それは俺の闘争心に火をつけた。今度は消しゴムの角をシャープペンシルの
先に付いている金属部で削り落とすと、そのかけらを先ほどと同じ要領で、
しかし威力を高めるため、溜めを長く取り、力を込めて指で弾いた。

 …ぴしっ!

 先程のノートの切れ端に比べると、音の軽快さは劣るものの、威力に
おいては格段に上回っているはずの、消しゴムのかけら。それが先程と同じ、
名雪の頬にヒットして床に落ちる。しかし……。
「…くー」
 先程と同じく、全然全く少しも目が覚める気配はない。
 俺の闘争心は烈火の如く燃え上がる。今度はシャープペンシルの芯を……。
「…相沢、何やってるんだ?」
「…はっ!」
 名前を呼ばれ、正気を取り戻した俺は、周囲の、俺を注目する視線から
その行為が既に露呈していた事を悟った。そして、俺は次の問題でいきなり
当てられ、当然の如く答えられずに恥をかいた。
 俺の目は、ばっちり覚めた。というか、元々寝ていたわけではないのだが。
 

 ……そんな事もありながら、放課後。俺はそそくさと鞄に必要最低限の物を
詰め込むと、部活を休んだ名雪と共に大急ぎで帰路につく。

 そうして水瀬家の玄関を名雪とくぐったとき、俺は結局、秋子さんが
喜んでくれそうな事を何も考えてない、という事に気付く。
「…しまったーっ!」
「…どうしたの、祐一?」
 俺のそんな素っ頓狂な声に名雪が振り返る。
「俺、何にも考えてない」
 そんな言葉にも、名雪は、
「…あ、そうだったね」
 結構冷静だった。
「でも、もう遅いよ。…明日、お祝いしよっ」
「…そうだな」
 俺は結局諦め、玄関をくぐる。

「あら、お帰りなさい」
 秋子さんは病院から帰ってきた後で、もう既に台所にいて夕食の準備を
している最中だった。
「あ、お母さん、私も手伝うよ」
「じゃあ、俺は皿でも並べておくぞ」
 水瀬家は、いつも通りの風景を見せていた……。

 しかし、そこで。
「あら? ジャムが減ってるわね?」
 俺と名雪は顔を見合わせる。
「祐一さん、名雪、このジャム食べたの?」
 そういった秋子さんの表情は、普段のままだった。しかし、その意味を
考えると……。
「……」
「……」
 言葉を失った俺と名雪。
「このジャム食べたの?」
 秋子さんは繰り返す。居たたまれなくなった名雪は、
「…う、うん、でも…」
 その名雪の言葉を遮って、俺は今までの事を秋子さんに話そうと口を開く。
「ごめんなさい。俺が食べようとして、でも、食べきれなくて…」
 そこまで言うと、秋子さんは分かったのだろう。
「…祐一さん、名雪、ちょっと来なさい」
 その声は、少なからず怒気を含んでいた。その言葉に逆らう術などあろう
はずもなく秋子さんの前に項垂れて並ぶ俺と名雪。そんな二人を前にして
秋子さんは……。

「…駄目でしょ、食べ物を粗末にしちゃ」
 そういって、俺と名雪をその両腕で抱きしめる秋子さん。そんな秋子さんの
体からは、石鹸か何かのいい匂いがした。
「…え?」
 何が何だかさっぱり分からない俺と名雪に秋子さんは、
「…それに、私はあなた達二人がいつまでも仲良く、いつも笑顔で、…元気で
 いてくれる事が、私にとって一番嬉しいんですから…。だから、二人とも
 無理しなくてもいいのよ」
 そう言って、秋子さんは俺と名雪を抱きしめていた腕をゆっくりと放す。
 そんな秋子さんの顔は、いつも通り……いや、それ以上の笑顔だった。

 ……そこまで分かってたのか。
 やっぱりまだ、この人の前では俺達は子供なんだと改めて思う。そして、
秋子さんの懐の大きさも。名雪がこんな風に育ったのも、分かる気がする。
「ふふ…二人ともまだ子供ね」
 呆気にとられた俺達二人の顔を見て、秋子さんは微笑んでいた。

 そして、夕食。
 この家に来て、不味い食事など摂ったことはなかった(秋子さんが病院に
運ばれ、名雪が部屋に閉じこもっていた時を除く)が、久しぶりに食べる
秋子さんの手料理は、いつもよりさらに美味しく感じた。
……思わず食べ過ぎてしまうほどに。

 そして食事の後、俺達は大切なことを言い忘れていた事に気付いた。名雪に
目配せをして、後片付けをしている秋子さんの所に二人で赴く。
「二人とも、どうしたの?」
「いえ、俺達、秋子さんに言い忘れてた事があって…」 
「それは、二人が恋人になったということ?」
 秋子さんのその言葉はよほど予想外だったのか、名雪が顔を真っ赤にして
うろたえる。
「え? え? どうして分かるの?」
「そんな事は、二人を見ればすぐに分かるわ」
 『恋人』という言葉の響きにおろおろする、そんな名雪が微笑ましく、
愛おしいと思った俺だったが、本来の目的を思い出し、 
「…名雪、今はその事じゃないだろ?」
「うん、…そうだった」

 俺と名雪は秋子さんの方にまっすぐ向いて、
「…秋子さん」「…お母さん」
 それから、二人で精一杯の笑顔を作って、
「「退院、おめでとう!」」
 
 

おまけ

 次の日、最近目覚めのいい名雪と一緒に食卓へ。
「おはようございます、二人とも」
「おはようございます」
 そして、既に焼けあがっていたパンが二つ、それぞれ皿の上に置いてあり、
「二人の分は、もう出来てますからね」
 と、秋子さんはいつもの笑顔と共に言った。
 それは俺達が降りてくるタイミングを完全に見切っているかのような、
絶妙のタイミングで焼き上げてあった。いつものように、俺はそのまま、
名雪はイチゴジャムをパンに塗って、それを口に運ぶ。
「「……!?」」
 えもいわれぬ味がするそのパン、その味は二日間、俺と名雪が二人で挑み、
辛酸を嘗めさせられた『あの』ジャムの味だった。
 よく見ると、パンの裏側に、薄く『あの』ジャムが塗ってあった……。
 半分も食べられずに残す俺と名雪、その様子を見た秋子さんは、
「…駄目でしょ、食べ物を粗末にしちゃ」
 それでも、笑顔だった。

 うぐぅ…、秋子さん、意地悪だよ……。
 

おしまい

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あとがき

……どうでしたか? ほのぼのしてましたでしょうか?

秋子さんの退院する時に、こんな話があってもいいんじゃないかな、と、
ちょっと思ったわけで、それでやってみたのですが、結構話をまとめるのに
苦労しました。でもきちんと書き切れているかというと……。
はぁ〜、それが才能の無さ〜、でしょうか。
しかも、ネタ被っているかどうか考えるともう怖くて怖くて……。

それでは、今日はこの辺で。
最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました。
また、お目に止まるような事がありましたら読んで頂けると幸いです。

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ささやかなコメント by LOTH

小ネタ集でわたしをいつも楽しませてくれる夢見草さんが捧げて下さったものです。
同時に、祐一の狂気の夢としてKanonを書いてみたり、F,Fに『演じる』という観点で感想を下さったり…
わたしにとっては貴重な観点、コメントを下さる方です。
わたしにこれを捧げて下さった理由は、いつもお世話になっているから、ということのようです。
お世話という点では、わたしの方がF,Fの迷路の中にいた頃に笑わせてもらったり、
また狂気という観点から優しい話を書ける、そんな観点はわたしだけじゃないってことを
『心が壊れた日』というSSで見せてもらったり、そんな意味でとてもお世話になっているのですが…
それに、わたしのデビューというか、初期のSSはみな小ネタだったので、小ネタ系は大好きです。
それを何度も投稿できる、その発想にわたしはついていって大いに笑わせてもらっただけですし…
ともあれ…名雪と祐一ですね。
いや…名雪を捧げられる事があるとは、想像していませんでした…
それも、あのジャムでほのぼの出来るとは…ちょっとわたしには書けません…
でも、ほのぼの。ほのぼのは、わたしは大好きです。大好きな話、捧げていただきました。
それも、当時の痛いだけ系や猟奇系のSS流行の中での、貴重なほのぼのでしたし。
その意味でも、本当にありがたかった作品です。

夢見草さんにも、お礼をしなければならないと思い、某日記(苦笑)を書いたのですが…
まだ前編…一応、後編も細々と書き綴っているのですが、まだ書き上がらなくて…申し訳ないです。 inserted by FC2 system