ホントに始まるんですか、これ?(仮題)

  -キャッツあいず Opening-


本当に書くかな、普通…な、仕切り屋シスターズSS(核爆)

では、どうぞ

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   前置き

   この物語はあくまでもフィクションであり
   登場する人物とか人物とか人物とか人物とか…
   …えっと…
   人物がどこかの誰かとちょっと似てるなーとかいうことがあっても
   それは他人の空似ですっ(涙)
   ええ、そうですともっ(号泣)

…どっかで見た前置きだというツッコミも、却下(爆)

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  高価な美術品を持つ家に、いずこともなく舞い込んでくる一枚のカード。

  『お宅のお宝、×月×日いただきに伺います  キャッツあいず』

  そして、駆けつける警官たち
  また、持ち主によって
  たとえアリも這い出る隙間もない厳重な警備が張られようと

  「今度こそ、捕まえてやるぜっ!!」

  逮捕に執念を燃やす若き新鋭の刑事、
  北川が思いもよらぬような罠を構えて待ち構えても

  「け、刑事さん、これをっ」
  「しまった、やられたかっ!!」

  『確かに頂戴しました  キャッツあいず』

  必ずや目的の美術品を盗みだし、
  一枚のカードを残して去っていく、
  神出鬼没の怪盗『キャッツあいず』

  しかして、その正体はっ!!!!
 

ホントに始まるんですか、これ?(仮題)
  -キャッツあいず Opening-
 

  『キャッツあいず』の正体
  それは美貌(?)の三人姉妹だったっ!!!
 

「…何ですか、その(?)というのは?」
えっと…
「美貌という言葉に、何かも疑問でも?」
…いえ、何でもないっす…
「では、やり直して下さい。」
はいぃ〜
 
 

  『キャッツあいず』の正体
  それは美貌の三人姉妹だったっ!!!
 
 

「それでいいのです。」
面倒おかけしました。では…
「…それでやめてどうするのですか?」
…え?
「紹介はどうしたのでしょうか?」
えっと…
「………」
………
「………」
…わ、分かってますともっ!
 

  怪盗『キャッツあいず』を名乗る美貌の三人姉妹、
  まずは一番上の姉、初代仕切り屋・美汐さん!!
  その年齢に似合わぬおばさんくさい落ち着いた物腰と
  他を寄せつけない『わたしに構わないで光線』という必殺技で
  リーダーとして『キャッツあいず』を率いる…
 

「………」
えっと…
「……おばさん、ですか?」
………(汗)
「…必殺技、ですか?」
………(滝汗)
「………」
………(目にちょっと涙が)
「………」
………(既に号泣状態)

「そのくらいにしといたら、お姉さま。」
そ、その声は…
「…香里。」
「いいじゃないの、正直に言っただけなんだから。」
「………香里。」
「なあに、お姉様。じゃないわ、おばさま、と言った方がいいのかしら。」
「………」
「………」
「………」
5分経過
「………」
「………」

え、えっと…何か、固まってますんで、今のうちに紹介を続けましょう!!
 

  続いては、2番目の姉、2代目仕切り屋・香里さん!!
  見る者を震え上がらせる凶悪な美貌と
  口と同時に炸裂するその卓越した凶暴性で
  『キャッツあいず』きっての行動派、それが…
 

「…なんですって?」
は、はい?
「凶悪な美貌って…?」
い、いや…
「卓越した凶暴性……ですって?」
わ、わたしはただ、原稿を…
「…その原稿を書いたのは誰ですか?」
う゛っ
「…書いたのは、あなた本人ではないのですか?」
…しくしく…美汐さんには読まれてるからなぁ…
「…ふ〜〜〜ん、そうなの…」

バキバキバキ

…な、何なんでしょうか、今の音は…
「…そういえば…あなたは初めてなのよねぇ…クスッ」
な、何か…すごーく嫌な笑いなんですけど…
「…そんなことを言う余裕があると。ふーん…」
え、えっと…

バキバキバキ

「…ま、最後までいって、生きていられたのはまだたった一人だけどね…」
だ、誰か助けてぇ…美汐さん…
「…冥福だけは祈ってあげます。」
そ、そんなぁ…あなたはわたしのアシスタントじゃ…
「それを言うなら、あなたがわたしのアシスタントでしょう、どう見ても」
…ふえ〜〜〜〜ん
「泣いても可愛くありません。さあ、覚悟を決めなさい。」
「そうね…」

バキバキバキ

「ふふっ」
その笑い…やめてぇ…誰か…

「あはははーっ、その辺にしといたらどうですか、お姉様たちー」
そ、その声は…
「だって、まだ佐祐理の紹介がまだなんですからー」
…そういうことかいっ!
「でも、どうせろくな紹介じゃないわよ。」
「そうかもしれないですけどー」
「かも、ではなく、まず間違いなくそうです。」
「あはははーっ、まあ、とりあえずいいじゃないですかー」
そ、そうですよね、佐祐理さん…
「とりあえず、佐祐理の紹介が済んだら、あとは…好きにやっちゃって下さいっ!」
そ、そんな…
「…そうさせてもらうわ。」
「まあ、いいでしょう。」
ぐはっ…
「さ、しないんですかー」
…しますともっ!しますともさっ!!ひょっとしたら、この世で最後の仕事かもしれないけどっ!!!
「気にしないでやっちゃってくださいー」
…しくしくしく
 

  最後は末っ子、三代目仕切り屋・佐祐理さん!!
  見る物を脱力させるおバカな楽天さ、
  そして炸裂する微妙なボケ加減
  『キャッツあいず』の名ボケツッコミ役の…
 

「ほらね。やっぱり、ろくでもない紹介じゃない。」
「…本当に。」
「あはははーっ、佐祐理、ボケですか?バカですか?」
えっと…
「佐祐理はどこにでもいる普通の女の子ですからー」
…普通にその辺にいないって、あなたは。
「ふぇ?そうだったんですかー」
「佐祐理はまだいいわよ。あたしなんて…」
な、何が不満なんでしょうか、香里さん?
「…なんであたしがリーダーじゃないかってことよ。どう見ても、あたしが…」
で、でも、美汐さんが初代ですから…
「でも、年齢からいうと…」
「それなら、佐祐理が一番上ですー」
「…あ…」
「でも、やっぱり一番リーダーが似合うのは、美汐お姉様ですよねー」
「…それはどういう意味でしょうか、佐祐理。」
「あはははーっ」
「………」
「ふっ」
「あ、でも、香里お姉様の狂暴さもちょっと…」
「………」
「…おバカに言われたくないですね。」
「…そうね。」
「……あははは…は…」

…み、三つ巴?この間に…

「…どこに行く気?」
え、えっと…香里さん…
「まさか…逃げようなんて思ってないわね?」
ま、まさか…あははははは
「まさか、笑ってごまかせると思ってないですね?」
そ、それは…美汐さん…えっと…
「さ、香里お姉様、とっととやっちゃって下さい!」
ぐはっ…さ、佐祐理さん…何てことを…
「…任せました、香里。」
そんな…美汐さん…
「…任せて。」

しゃきーん

そ、その剣は…
「仕切り屋代々に伝わる、呪われた剣よ。」
うっ、それは…
「…これで…」
ちょ、ちょっと…
「…少しずついたぶってあげるわ。」
「それがいいですね。」
「名案ですー」

ま、待って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「…天誅」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

かくて、『キャッツあいず』の活躍は続くのであった…

…て、続くの?ホントに?ホント?ねえ?

<続くもんかっ>

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