第11話前『オレはずっと待ってるから。だって…』


クライマックスです。でも、メモは普通以上に簡単(苦笑)
出来上がりと比べてみると…



メモ

第11話前『オレはずっと待ってるから。だって…』

12月 Christmas前
あの夜以来、祐一を避ける美汐。でも…
北川と祐一の会話。「あきらめられない…」
そしてChristmas。祐一、美汐を何とか捕まえ
「オレはあの場所で待ってるよ。もしもオレのことをちょっとでも…
だったら…来てくれ。」
「行きません」
「いいから。オレはあの場所で待ってるから。ずっと。」
去る。呆然と見送る美汐。見ていた北川。そして北川、香里に話す。

夕方近く。自宅の美汐。そこへチャイム。
行くとそこに香里。入って二人、話す。
「あなた、自分が幸せになっちゃいけないんだって、そう思ってるんじゃないの?」
「あなたに何が…」
パシッ 叩く香里。
「あなた一人不幸なつもり?」
そして香里、自分のこと、栞のことを話す。そして…
「あなたが誰のことでそんな風に思っているのかは知らないけど…
そんなことをその相手は望んでいるの?そしてあなた、後悔しない?
相沢くんも自分も傷つけて?」
美汐、黙って香里を見る。そして…立ち上がり、大きく礼をして去っていく。


…全然違うじゃん(苦笑)
外伝でも使い回した北川と祐一の渡り廊下のシーン、メモではたった一行だし…
祐一の告白、設定がクリスマス当日だし…見てるのは北川だし…

何よりも変わったのは、香里だけが美汐の家に行くはずだったのが、名雪も一緒に行ったこと。
このシリーズはもとより「祐一と美汐と香里」の話を書こうと思って書いたので、
名雪は完璧に背景にしてしまうつもりだったから。
でも、なぜか書いているうちに名雪属性が上がりまして(苦笑)
それに、香里本人が美汐に言うより、名雪が行った方がそれらしい感じだと思いましたし…
そこで、書き始める前に頭の中でプロットを書き換えました。
で、書いてみると…本編でも名雪をいろいろ狂言廻しに使ったシナリオライターさんの気持ち、
わたしもちょっと分かる気がしました(爆)
この娘、なんか使いやすくっていいです…あはは。

クライマックスに関しては、後半でもいろいろアクシデント的な変更がありますが、
変更したことである意味、夢・夢の世界が広がって、またそれらしくなったんじゃないかな、なんて…
少なくとも、おかげで名雪を書けるようになって、W.Wを書いたっていう面もありますから。 inserted by FC2 system