1999年12月の日記

12月31日
今年も今日で終わり…
この一年、何があったかな…何をやったかな…とか思い返してみると、仕事的には、ぼちぼちとしか言いようもなく(苦笑)
趣味としては…前半はゲーム三昧…後半は修羅のSS道だったとしか言いようもなく(爆)
こんなことだから、奥さんと喧嘩するんだよな…でも、結局はそのための時間をもらえているから、感謝しなければ。
毎日子供と嫌と言うほど奥さんは、たまの休日には旦那に面倒見て欲しい、そう思うのがあたり前なんだけど、
飽きっぽいわたしは子供の相手にすぐ飽きて、趣味に走ってしまうから…
それでも一日、わたしを趣味に遊ばせてくれたりするのだから、もう奥さんには申し訳なくてしょうがない。
でも、だからって趣味をやめてしまえば、平日会社に行って仕事をしている意味も半減する気がして…
わたしは仕事に全てをかけられるタイプじゃないからなあ…なんたって、目標が『日本一のすちゃらか社員』だし(核爆)

またちょっと、そして今年最後の真面目なお話。
他のSS書きさんはどうか知りませんけど、わたしの書くペースを驚嘆する人が居るけど、誰にでも出来ます。
ただし、暇があればSSのネタを考え、構成を考えれば。
ご飯食べてても、仕事の合間のちょっとした休みでも、通勤(片道1時間かかる)の間もずっと。
キャラクターの誰かの気持ちになって、時に微笑んだり、時に涙したりして、そして書ける時にモードをばしっと切り替えて。
書くスピードといえば、みんな少しくらいしか違わないはず。違うのは、次の1行を書く間の考えてる時間かな。
わたしの場合は、走り出すと考えることなく前の行書きながら次の行を頭で作っている。
何でそうなるかって言えば、自分の気持ちがそのキャラに、その場面になっているからでしょう。
ともかく、出てくるものだけどんどん書き取って、それが途切れたところで話もおしまい。形を整えるためにエンディング部分を書いたりはするけど。
わたしの話に、時に最後の数行に風景描写とか、突然のモノローグや会話形式を入れちゃうのは、SSの中から戻って来て、
ちょっとだけ冷静に見て形を整えていることもあるし、あるいはそこで言いたいことをちょっとだけストレートに表現していることがあったり…
ある意味で、数行のエピローグ。
そういう部分もないと、マジで気持ちだけで走ると独り善がりになって伏線とか展開とかを忘れて、まあ『暴走』してしまうから…

でも、本当は、そういう暴走こそがわたしだと思うんですけどね。わたしはSSを小説として書きたいって、あんまり思ってないから。
他の人から見ると、なんか変なもの書いてる奴、もっと書く量を減らしてマジメに小説として書けばいいものが出来るかもしれないネタ、
なんでこんな暴走で無駄にして小説として台無しにするかねえ…
そんな風にみえるかもしれない。というか、そう見えて当然なんだけど、そんなのはわたしの目指すものじゃないから。
わたしは自分のキャラへの、Kanonへの気持ちが表現できればそれでいいのであって、それが自分で書き切れたかだけが重要であって、
効果的に読んだ人にそれを伝える『技術』なんか、どうでもいいです。
そんなものは、オリジナルの方で追求することできるし、それさえもアマチュアであるからには無理に極限まで求める気もないし。
それを追求しないと、みんなに伝わらないよ、そういうのも確かに一面の真実ですけど、どのみち、読まない人には伝わらないんですよね。
そして、読む人によっても本当は伝わらない。その手の表現とは、小説におけるお約束なんだから。技術というお約束だから。
書かれた真実とは、書くことができる真実でしかないから。はっきり言えば、小説という虚構だから。
虚構はその美しさ、はっきり言って単純な美しさによって人を救うことができることがある。
でも、わたしは、時にお約束を排したい。見て、感じてもらえばいいとさえ思うときがある。虚構を越えた人間を書きたいからです。
幾つも重なった複雑な人間性を、そのまま書きたい。でも、それは小説としての技法からはみ出します。だけど…

だから、他の人のSS読む時でも、きれいな描写や表現、あるいはぐうの音も出ない構成、そんなものに興味ないです。
その人がどのくらいそのSSに気持ち入って書いてるか、それを読み取ろうと思う。
だから、他の人から見て、なんだかもうちょっと…なんて思えるものでも、わたしは大好きになったするし、逆に名作、とか言われるものでも
わたしはちょっと読んだだけで、嫌になって放り捨てたもの、もうたくさんあります。わたしは『お話』なんてSSで見たいと思ってないから。
同じく、キャラクターの本質を外した、うわっつらの可愛さとかそんなものだけを追及したもの、それはギャグ以外にはわたしは全く興味がないから読みません。
(だから、わたしに人の作品の名前出しても、多分、読んでないです。相槌打てませんから、そのつもりで。)
まあ、それはわたし個人の考えであって、他の人がどうかは知らない。ある意味、そんなことに興味がいないからです。だから、邪魔もする気ないです。
わたしは昔からそうだった。ベテラン作家の素晴らしい話より、新人作家の構成の下手な、でも思いの詰まった話が好きだった。
だからかな。P.K.ディックが大好きなのは…関係ないか(苦笑)

そして、コメント。
コメントが感想であり3次作品であるけど、純粋にどちらでもない理由の、実は最大の違いは、『コメントは書く人の書き続ける力になるべき』ってことだと思ってます。
わたしの最も好きな作家であるP.K.ディックの作品の評論で、わたしのやはり大好きな作家、スタニスラフ・レムが書いています。
『批評家のなすべきことは、作家を誉めることである』…言いつつ、この人の評論はべた賞めではなく、厳しい視点に貫かれていますけどね。
でも、3次作品とコメントの違いは、コメントは付けた相手に、続いて書き続けてもらう力を与えるために書くべきだってことです。
3次作品は、自分の思いを書くだけであって、モチーフとなった作品、相手に直接フォースを与える必要はありません。
だけど、コメントはその作品に付属して付いてくる以上、その作品がよかったと思ってつける以上、そこから書き続ける力を作者に与えるべきです。
コメントは、それ自身で作品となっている3次作品ではないのだから、元の作品に小判鮫のようにくっついてくるのだから、自分の思いだけを表現すべきじゃない。
コメントする相手のことを、作者という人間に対してつけることを忘れちゃいけません。
読みたくない、読むに耐えないと思う時は、そう思ってコメントを書けばいい。そのつもりでコメント一切書かないのもOK。
でも、何かを感じて、それを誉めるつもりで書くつもりなら、批評もし、でも読んだ相手が何かの力を得るように書くべきです。
自分でも、なかなか出来ないけど…そう言うものなんだと思って書くべきだと思う。
コメントは小判鮫。決して主役じゃないってこと、忘れないで。

今年最後の個人的考察の話、これでおしまい。
来年からは、馬鹿話だけで日記が書けるようになったらいいな…って、勝手に自分で書いてるだけですけど。
では、よいお年を!!

12月29日
今日は帰省。車で移動。いつになく道が空いていた。うれしかった。渋滞が死ぬほど嫌いなので…
わたしは気が長いと思われているわりに、実は非常に飽きっぽいので、渋滞に引っかかっているといらつくのだ…

掲示板、まだ復活しない。年が明けてしまう…まあ、明けても復活しさえすればいいのだが…
Kanon全年齢対象版が出て、その時に復活してくれてば、きっと女性とかもKanonSS界にいっぱい現れて、読者も増えて、
バラ色の世界が開けそうなのに…って、別にわたしにいいことあるわけじゃないか(苦笑)

久しぶりに奥さんと娘に会った。明日から数日、上の娘と一緒に過ごす。多分、これで「にんぎょひめの娘たち」のネタが増えるでしょう(爆)
まあ、そうでなくても自分の娘…うれしい。最初の15分は(苦笑)
あとは…めんどくさいもんですよ、女の子って…その辺、また「にんぎょひめ」のネタになるでしょう(核爆)

で、またちょっと真面目な話。
内輪って、ある意味、楽です。自分が言っていること、ツーカーで通じるとこあるし、言葉を選ばなくても分かり合えるとこがある。
でも、その外からみると、その内輪に入ってくるのって結構、度胸とか要ります。
それもまあ一つの人生経験なのですけど…公園デビューってやつと同じで(をい)
だけど、内輪って堕しやすいです。なあなあになってしまう。お互いの欠点、見て見ぬふりにしてしまいやすい。
そして、その内輪の和を乱すような人を無視したり、排除したりしてしまいやすい。
それも意図的じゃなくても。無視する、とか当てこすりに見えるような会話を内輪で交わす、とかして。
でも、例えばSS書いてレベルアップしようという気持ちがあったら、それではマズいです。
同じような見方しかしない集団のコメントだけじゃ、本当の姿、分かりません。
自分と違う視点の人は貴重な人ですから、大事にしないといけない。
そんな人がコメントをくれるのは、ある意味、滅多にないですから。普通は読まないか、読んでも何もしないものですからね。

また、作品自体もそうです。似たような視点の話ばかりでは、たくさんあってもある意味、お互いのレベルも上げられません。
ちょっと違う、変わったもの、そう言うものを読むと、何か得るところあることがある。
多様性、というのは、難しいですが、心掛けないといけないなと。
…と、変わったもの書きな自分を大切にしろと暗にアピールしたり(爆)

それに、他の人と違うものを書いてやる!っていうのは、やっぱり物書きさんの業でもあると思うのだった…
と、また自分を正当化(苦笑)

そういえば、ほのぼの論を書く前に、わたしの言葉の選び方の話、なんてのをコラム的に入れてみようかと思ったり。
なんでわたしがいわゆるイメージ語、文語、難しい言葉を排すか、なんてこと。まあ、勝手なんですけど(苦笑)
これはますますマズイ話題なんですけどね…書かないでおこうか…

12月27日
今日、WAYさんのとこの日記を読む。
掲示板のことについて悩んで、というか考えているようです。
わたし自身、悩みますが…
何が掲示板で起こっているのか、わたしはそこまで注視していないので知りません。
だから、ちょっとそれからは外れますけど、ちょっとだけ関連していると思う、今、自分が思っていることを書いてみます。

仮掲示板のSS、そしてコメントの付き方にも問題がないわけじゃない。
その他単発用と連続用のコメントの付き方を見てみると、そんな感じがする。
同じ付かないでも、中身も違いますし。
自分を磨きたいなら、自分のSSを磨きたいなら、ちょっと考えた方がいい部分もあります。確かに。

でも、飛鳥夢路さんが一時引退してしまった理由。本当には知りませんけど。
本掲示板でもやっぱり主星さんが一時引退しましたよね。
わたしの想像では理由は似ているだろうと思う。一部はね。
ということは、実は本掲示板だろうと、仮掲示板だろうと、他のKanonSS系掲示板だろうと傾向は似たりよったりです。元々、そうなんです。
そして、本掲示板が戻っても、元のカオス状態にはならないでしょう。

というか、元々、カオスじゃなかったんですよ。本当は分散したグループの緩やかな連合体だったんです。
なんでそんなこと、わたしが言うかというと、わたしはある意味ではその境界に居たから。
わたしにコメントを付けない特定の人々というのは存在したから。
それはわたし自身の愚かさのせいもありますが、主要因は掲示板の実態のせいだったと勝手に思ってます。
そして、今はそれが、傾向が極端化しただけなんですよね。

考えてみれば分かるじゃないですか。
いくつかのHPに分散した人たちも、自分の知り合いのLink辿れば、あるいはかのんSS-linksのようなリンク集を少したどれば、どこで誰が書いてるかなんてすぐに分かるんです。
かけもちしている人だっているんですよ?
なのに、コメントを書くためにそこまでしてくる人は滅多にいない。ということは、最初から付ける気がないんですよね。極端に言えば。
わたしだって、HIDさんのところや他の人のところ、存在は知ってます。見物に行ったこともありますよ。でも、そっちには行かない。はっきり言えば、行く理由がないから。
だって、結局どこも同じような傾向、あるわけですから。どこへ行っても変わらないから。
だから、そんな中で、その程度の労力を惜しむ人が、一緒な掲示板になったからって急に書くとは思えない。
新しく来る人や、ヴェーテルさんのような偏らないよう努力している人、あるいは本掲示板復活まで引退中の人とかなら書くかもしれないけど…

ということで、わたしは本掲示板の復活は切に望むけど、復活したからといって、それによって仮掲示板のSS自体の偏りやコメントの問題が全て解決するとは全く思っていません。
もちろん望みますけど、多分、そんなことはないでしょう。掲示板にいる人が努力しないと、それはまずあり得ないでしょう。
だから、ここでEssayとか書いて、またSSを書いて、今いるところを何とかしたいと思っている。それが第一歩かなと。

コメントに悩んでいるのは、一人二人のことじゃないです。いろいろ、mailなどももらいます。
このKanonSS界が分散した状況で、ある意味、問題は顕著に見えてきた。それはある意味、チャンスです。
本掲示板が戻った後のあの大きな、一見カオスな、でも根底は内輪の集合な場所に戻ってしまったら、
きっとそんな問題提起は小さくて見えなくなるかもしれない。
だから今、mailや掲示板で一緒に悩んで、そしてEssayを書く事で、そしてSSを書く事で何とかしたい。
理想主義だと言われたらそれまでだけど、現実的じゃないと言われたらそのとおりだけど、
そのための力不足、あるいは手段の誤り、技量のなさ、自分自身の狭量さ、それは全部本当だけど、そうやっていくつもりです。
わたしはSSの解説で何度も書いている。『救いは狂うまで自分で求めなければ得られない。』
これはわたしの持論です。
だから、わたしはこうして求めている。求めてくれる人がいるから、一緒に求めていく。狂うまで…ていうか、もう狂ってる?(苦笑)

うーん、何かカッコいいぞ >自分

まあ、コメント論、前回は状況分析と問題提起に終わったので、そのうち、もう少し突っ込んでみたいです。
でも、そうするとまた敵を増やすでしょう(爆)
困ったもんだ…でも、書くけど。

12月25日
クリスマス…いや、何事もなく家で寝てて、飯食って、久しぶりにゲームして、SS一本書いた。
そして、24時が過ぎていく…
…何事もない休日。これでクリスマス物ラッシュ終了。通常シリーズ書こう…

子供から電話。というか、実家からの電話に上の子が出ただけだけど。
なんていうか…親いなくても楽しそうでいいよな…このバカ…って感じ。
タンパクなんですよ、うちの子は。親に似て(苦笑)
…くぅ…『にんぎょひめの娘たち』書いてやる…

感想のmailが届く。うれしい。
なんていうか、みんな真剣に読んで書いてくれるのが分かる。
時間かかっただろうに…と、いつも思うから、必ず返事は書いてます。
コメントでは失礼をしてしまうわたしも、mailだとネタばらしでも書けるし、真剣に書いてくる方に真剣に返さないと失礼だと思うから。
それでSS書く時間が減るという心配をしてくださる方もいるけど、どのみち、わたしは書くのが早いので
返事を書いた方が書く気持ちがわくからいいのです。
まあ、一日10本もmailが来たら、そんな事言ってられないだろうけど…そんなこともないでしょうから(苦笑)
今後も必ず、お返事を書こうと思う。

うちの掲示板がもう4000HIT越えた。トップページも12000越えてるし、SSページも25000越えてるし…
設置から1月ちょっとでこの数って、やっぱり多いのでしょうね…
でも、本当にSSだけしかない、殺風景なこんなページに来てくれる方、ありがたいです。
コンテンツ増やしたり、リストも見やすくしたり、なんとかそんな方々に答えようと思う。
そして、SSも増やしていこう。じゃないと、来た人が失望しちゃうから。
…なんて、心をSSに繋いでいくまた一つの口実(苦笑)

300本記念まであと30本くらいです。今年中はないことは決定(笑)
今の思いでは、多分、記念は舞でしょう。
この子は幸せにしたから…でも、殺したり、泣かせたりも多いから…

新しいEssay、書いている途中。いろんな意味で、以前のEssayって話題の模様(苦笑)
SS読むこと、SS書く事、感想書く事、コメント書くこと…みんな、悩んでます。掲示板やmailでたくさん、言ってくる人がいます。
わたしだけじゃない。そして、あなただけじゃないよ。そう言いたくて書いたし、これからも多分、書いていきます。
みんな、読みたくて、書きたくて。そういう気持ち、そういう業。
それ、お互いに分かっていこう。邪魔しないように、支え合えるように、そういう気持ちで書いてます。
言葉足らなくて、表現が下手で、傷つけたり、怒らせたりするけど、書くのやめないし、消さないし、引っ込めない。
6月末からSS書き始めて、半年近く、270本あまり。そんなバカみたいなペースで、バカみたいな話を書くバカですけど、
まあそんなバカなりに書いたり読んだりしてきた中でずっと考えてたこと、感じたことを書いていくつもり。
それが、期間と本数だけは多いバカなSS書きの、まあ義務かなと。
だから、意見や反論あったら、堂々と言ってほしい。わたしの本気の思いしか書いてないのだから。本音で語りたい。
そして、何か、新しいものが見えてきたらな…そんな希望もあって書いてます。

仕事も一息ついたし、コメディ系の溜まっているシリーズや捧げもの、書くぞ…

12月24日
今日はいわゆるクリスマスイブらしい。
いや…だからどうだということもなく、わたしの一日は過ぎますけど(苦笑)
奥さんから昨日、娘の澪の出産直後の成長日誌が届いた。出産直後の写真と。
何よりのクリスマスプレゼント…会いたいな…早く田舎に行きたいよ…

今日、WAYさんからmailの返事が来ていて驚いた。
驚いたというのは、わたしはリンクの報告をしただけで、相互リンクのお願いはしなかったから…
というか、できなかったから。なのに、して下さるということで…
その上、Essayを読んで過度のお言葉まで…はぅ。情けないわたし…反省しきり…

解説の話の続き。
昨日は、ほのぼの系のシリーズの解説、ほぼ1編ごとに書いていた。
ほのぼのに解説してどうするの?自分でもそう思ったけど、書いてみるとやっぱり楽しい。
わたしはPureなほのぼのっていうのは、読んだ後に『ほのぼのですね』しか残らない、
そういう物だと思い、それを目指してるんだけど、
それでもやっぱり、書いた時の自分の気持ちとか、書きたかったシーンとか、そんなのを書けちゃう。
そうすると、自分で分かってくる。自分が唯一、誇るべきというか、苦笑するしかない事実。

わたしはコメント、感想がほしいよ〜って飢えている人なのに、読者のために書いてることがない(苦笑)
どんなにコメントなくて悲しかったりしても、そのために自分の書きたいものを曲げる、あるいは調整する
そんな気が今までも全然なかったのだった…
傲慢な言い方をすると、読者に媚を売るって感じ?
そんな書く物の調節、できるわけもないからしなかっただけなんだけど…

第一、悔しいじゃないですか。自分が書きたいものを読んでもらえない相手に媚びる…
涙流しても、流したからこそ、悔しいじゃないですか。
そんな時、わたしにできたのは、やっぱり同じような自分の書けるものを書いて、
『どうだ、読まねーならそれでもいい!オレの書く物はこうだぞっ!』てから威張りするくらいです。
から威張りだって、空元気だって、悔しく思わないだけマシだった。

それに、そんなことで曲げてしまった話、曲げてしまったキャラ、かわいそうです。
それでも書くうちに、それを愛せたらいいけど、それもできなかったら、なんのために書くの?
わたしたちSS書きは職業作家じゃないから、ウケようとウケまいと好きなものを書く特権があるのに。
その上、それがウケちゃったりしたら、もう最悪じゃないですか。絶望するしかないじゃないですか。
そんなものでウケちゃう相手に。そんなものでウケようとしてしまった自分に。
その話に、そのキャラに、どうやって責任とれますか?無責任じゃないですか?
コメディじゃあるまいし、ウケだけ狙って作られちゃった話って…キャラって…

それだけは、死んでも嫌だった。掲示板を去ることになっても、泣いても、それだけはしたくなかった。
そういう思いをほのぼのに託して、読まれなくても書いてる方を選んだ。
そして…今のわたしがいて。前のわたしのSSを読んでも、その思いが浮かんできて。
変わらなかった、これからも変わらないわたしの自負。
これがみんなに嫌われたら、その時は去ろう。SS書きの世界から。
解説を書きながら、思い返したりしました。

このへん、もう少し煮詰めてEssayに書こうと思う。
そして、多分また問題になる(苦笑)
まあ…いいけど。どのみち、わたしは古参の割には問題児なのだから…だから知り合いが少ないんだよね…

あと、詐欺師さんやNAOYAさんのSSへのここのコメントを書いて、しみじみ思った。
やっぱり…わたしは解説者が似合うらしい。あれ、ほとんど完全な3次作品じゃん…
自分で読んでも、コメントというよりも想いがこもり過ぎのオマージュでしかない…
…はあ。冷静さが失せてる自分に、後から気がつく。
でも…しょうがない。それでいつも失敗するけど、それが自分だから。はぅ。

12月22日
ていうか、きっと毎日書いたりはしない(苦笑)
思いついた時に、Essayに書くのもめんどくさいなって思うこと、書いたりして…
…ただの雑文ですねえ…ものの役にも立たない…

今日、F,Fの解説を書き直しながら、ふと思い立ってLinks張った他の方々のページを見に行った。
…誰も自作の解説を、それもこんなに一つ一つに詳細に書いてない気がする…オレだけ?
だって…変なのばっかなんだもん、おいらのSS。
自分で解説しないと、ていうか解釈して、どんな意図があってどうしてこんな形で書いたのかって言わないと、
きっと誰も分かってくれないじゃん…
…変なSS書きも辛いんですよ…
別に誤解されててもいい、解釈じゃないか、作品をして語らしめよ、という話は分かるけど、
それとは別に意図は語りたいじゃない…

オレってほんとは解説者なんだよね、根本が。
人の新しい発想を、ああ、これはこうですね、っていう感じで解説して解釈して書き直す感じ。
なのに、SS書くからそういうことになるんだよね…
創作って柄じゃない、ケチなアレンジャーなんだよね…いや、マジで。
新しい発想とか、そういうの、ダメなんですよね…分かってるのに…

でも、だから解説書くのも楽しいですけどね。
それに、人の作品のコメントは、気を使う部分、あるけど、自作の解説はどんなに書いても誰も傷つかない(爆)
…自分を傷つけるか…マゾ?あははは

なんか、だんだんすり減ってる気がする。自分が。
人のSSをまともに読めないし…書く物もどんどん陳腐に、自分の焼き直し、人の焼き直しになってるし…
思い入れ、自分の感情の制御ができなくなって、冷静に見る視点が衰えてる気がする…
他の人の素直な、だけど想いが伝わるSS見てると、何か、前は『オレだったらこう書く!』という
対抗心が沸いたもんだけど、今は『ああ、いいよね…』って感じに見るか、見て心に沈めるのを拒否する…
あ〜あ、オレもKanonのSS書きさんの世界ではもう年よりだぁ〜、隠居かな…って思ったりするけど…
でも、まだまだやめられない(苦笑)
そのためにいっぱいいっぱいのシリーズ立ち上げて、必死で気持ちを繋げているからね…
それに、美汐と美坂姉妹の救済が(苦笑)
そういう『ぷれっしゃあ』だけが今の自分のSS書きを支えている気がする…

…はあ。笑えない…多分、風邪のせいだろうな…まだ引きがけだけど。
明日は休みなのに…一人で3DKの部屋で風邪で寝込んだりしたら…寂し過ぎ。
奥さ〜〜〜ん、紗梨〜〜〜、澪ちゃ〜〜〜ん、帰ってきてぇ〜〜〜〜(涙)

…でも、帰ってきたらSS書いてると叱られるから、それもまた困るんだけど(爆)

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