にんぎょひめの娘たち オープニング


真琴系SS

実感ほのコメと呼んでください(苦笑)

仮掲示板用シリーズ:にんぎょひめの娘たち

まずは懺悔。
飛鳥夢路さま
あなたが『1/2 FOX!』をお書きにならない間、この話を書かせてください。

では、どうぞ。

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前置き

このシリーズはフィクションです。
Kanonの登場人物以外の名前、および物語内の出来事に関して
現実の何かに似ていると思われる事物があったとしても
それは偶然の一致です。
ええ、そうですともっ(涙)

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にんぎょひめの娘たち オープニング
 

昔、あるところに一人の人魚姫がおりました。
人魚姫はかつて助けてもらった王子さまに
会いたくて会いたくてなりませんでした。

そこで
ある冬の日、人魚姫は
自分の命と
記憶とを引き換えに
つかの間の人間の姿をもらって
王子さまの会いにいくことになりました。

夢のような日々でした。
王子さまと人魚姫は
いがみ合い
恋に落ち
幸せな日々でした。
そしてそれがずっと
ずっと続くと思っていました。
記憶を無くした人魚姫と
何も知らない王子さまは
ずっとずっと幸せだって
思っていたのです。

でも
別れの時がきました。
人魚姫はどんどん記憶を
感情を
失っていきました。
王子さまはそれでも
人魚姫を愛していました。

そして
最後の日が来ました。
王子さまは人魚姫に
白いヴェールを掛けて
永遠の愛を誓いました。
 

ヴェールが風に飛んで
空の彼方へ飛んでしまって
人魚姫の姿も
消えてしまいました。
 
 

やがて
春がやってきました。

王子さまのもとにも
春がやってきました。

そして

春の陽射しの中で

居眠りをしていた王子さまは

再び

人魚姫と出会うことができたのでした。

そして王子さまと
人魚姫は
幸せにくらしましたとさ
 
 
 
 
 
 

え?

何だか知ってるような話だって?

いえいえ。

本当は、人魚姫が帰ってきてから
いろいろ大変なことがあったのです。
二人はまた別れてしまいそうになって
でも風雨の中でまた誓いあって…

…いえ、やめておきましょう。
それは、また別の話ですから。
 
 

え?

わけがわからない?

いいんです。
別にそんなこと、これから始まるお話には関係ないんですから。
 
 
 

ああ
一つだけ、忘れていました。
 
 
 

その人魚姫は

本当は

狐だったんです。
 
 
 
 

さて

そして
時が経って

王子さまと人魚姫の間に
一人の子供が生まれました。
それは女の子でした。
 
 
 
 
 
 
 
 

ここから始まるお話は

王子さまと

人魚姫と

その娘

そして…
 
 
 
 

ふふふっ
 
 
 
 

さあ
物語の始まり、始まり…
 

<to be continued>

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…筆者です。
「仕切り屋・美汐です」
…何か、今日は仕事で遅くてね…でも、『夢・夢』遠距離恋愛編を書こうと思ったんだ。でも…見てたら、この連続用掲示板に、それを置きたくなくなってさ…
「……?」
…でも、それはオレのせいでもあるから。先週までの、オレのせいでもね。だから…ごく一部に期待されていたこの話を、オレのポリシーを曲げて書く事にした。
「ポリシー?」
…オレの幻燈屋さんとしてのポリシー。オリキャラに頼らない、もう続きは書かないといったのに書く、っていう。それに反するから…これは仮掲示板用シリーズ。本掲示板復活時には、そっちには書かない。
「また、変なポリシーを…」
…気にするなっ!さ、今日中に第1話を書くからな。

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