Kyrie

- Hello, Again - 4


佐祐理さんSS。

Last Serious Series:Hello, Again

では、どうぞ

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Kyrie  - Hello, Again - 4
 

1月30日 土曜日
 

今朝も空は晴れ渡っていた。
おかげで放射冷却で、吐く息が白い。
オレはそんな白い息を吐きながら、今日も角で二人を待った。
二人…特に、舞のことが、オレは気になっていた。
昨日、急に走って行ってしまった、舞…

…それに、あの時の、あのイメージ。
オレを襲った、あのイメージは
でも、どこか記憶の底で、オレを…

「…あ、おはようございます、祐一さん。」

顔を上げると、そこにいつもの笑顔があった。
佐祐理さんがオレを見ながら、ぴょこっと頭を下げた。
「今日も早いですね、祐一さんは。」
「…そうでもないですけど。」
走らなくても間に合う時間ではあるが…別にずっと前から待っていたわけじゃない。
「…佐祐理さん、舞は?」
「え?」
佐祐理さんは笑いながら振り返ると
「舞ならここに……あれ?」
オレの方を見ると、ちょっと首を傾げた。
「…いませんね…」
「……またあいつ、先に行ったかな…」
オレは前を歩く学生の集団に、舞の姿を捜し…
………
…何か、オレの後ろに、気配。
「………あ」
振り返ると、そこに舞が立っていた。
黙って、オレの顔を…
いや、オレの方を見ていた。
「…何だ、今日は後ろか。お前も忙しいやつだな。」
オレは言うと、舞の肩に手を…

すっ

…オレの手の先、舞の体がスッと動いた。
空を切った手。
オレは一瞬、体勢を崩しそうになり、慌てて1、2歩前に出た。
「…あはは、祐一さん…」
そんなオレの姿に、佐祐理さんは楽しそうに笑った。
オレはなんとか体勢を立て直しすと、思わず苦笑した。
そして、舞に振り返ると
「…なに逃げてるんだよ、舞…」

すっ

舞はまたオレの手から微妙に身をかわした。
そして、オレの顔…
…いや、そのまま佐祐理さんの方を見ると、立ち止まった。
「……あはは」
佐祐理さんはちょっと戸惑ったように笑った。
「…行きましょう、祐一さん。」
「……ああ。」
オレは佐祐理さんに頷いて、学校への道を歩きだした。
佐祐理さんはオレに並んで歩きだす。
舞は…
…舞も、同じく歩きだしていた。
いつものように…いや、昨日の今日のこと、きっとオレを無視してさっさと行ってしまうものとばかり思っていたが、今日の舞はオレたちと並んで…微妙に間を開けながら、でも並んで歩いていた。
でも…オレを見ない…
「…佐祐理さん。」
オレは舞に聞こえないように、佐祐理さんの耳元で小さく聞いてみた。
「…なんですか、祐一さん。」
佐祐理さんもオレに合わせて、小さな声で答える。
「…昨日、あれから…舞、どうでしたか?」
「どうでしたか、と言われると…」
と、佐祐理さんはちょっと困ったような微笑を浮かべながら
「佐祐理の足では…舞に追いつくはずがないですからー」
「…見失った?」
「はいっ、まあ、そのような…そうでないような感じです…」
「……?」
首を傾げたオレに、佐祐理さんはまたにっこり笑うと
「一度は見失いましたけど…舞の家に、佐祐理、行ってみたんです。そしたら…」
「…そしたら?」
「そうしたら、舞、もう帰ってました。だから、ぬいぐるみをお母さまにお渡しして、佐祐理は帰りました。」
「…そうですか…」
とりあえず、舞はあれから真っ直ぐに家の方に帰ったらしい。
それならいいが…でも、昨日の、あれは…
「…で、佐祐理さん…」
「はいー」
「…舞、昨日のこと、なにか…言ってました?」
「………」
佐祐理さんは舞の顔をちらっと見て、ちょっと困った顔をした。
「…それが、舞…なにも言ってくれないんです。」
「…何も?昨日のことを…」
「いえー、そうじゃないんです。そうじゃなくて…」
「……?」
「…舞、今朝は一言『おはよう』って言っただけで、後は…何も言わないんです。」
「………」
オレは舞の方を見た。
舞はいつものようにぼんやりと…
いや、今日はいつにも増してぼんやりしている…ように見えたのは、オレの気のせいだろうか。
といって、舞の顔に、何かそれらしい変化が見えるかというと、それは…
「……舞、佐祐理に…怒ってるんですかねー」
「……え?」
振り返ると、佐祐理さんはしょんぼりしたように、目を地面に落としていた。
「どうして佐祐理さん、そんなことを?」
「いえー」
佐祐理さんは顔を上げると、苦笑のような笑いを浮かべながら
「…舞が真剣に…練習しているのに、佐祐理が遊ぼうなんて言ったから、だから舞…」
「それは…違うと思いますよ、佐祐理さん。」
オレは思わず首を振った。
「舞は…そんなこと、怒ったりはしないと思いますよ。それも…佐祐理さんに。」
「…でも…」
「舞は、佐祐理さんに怒っているわけじゃないと思いますよ。オレはそう…思ういますけど。」
「じゃあ…どうして、舞、しゃべってくれないんですかねー」
「………」

考えられるとしたら、舞はオレに…

…いや、あの時の目は、あの目の…あれは怒りじゃなかった。
怒りというよりも、戸惑い…
いや、それ以上の…驚きのような、それでいて…

…それに、もしもオレに対して何か思うだけなら、どうして佐祐理さんに対してまで…
昨日までは、オレに対してだけ態度が変で、佐祐理さんに対しては普通だったはずだ。
オレと佐祐理さんが一緒のときだけ…
なのに、今日はいったい…

「…オレにも分かりません。」
オレは佐祐理さんの耳に顔を近づけると、言って首を振った。
思ったよりも口を近づけたせいで、オレの顔に佐祐理さんの髪の大きなリボンが触れた。
緑のチェックの大きなリボン…
佐祐理さんの香り。何か甘い、花のような…

「………?」

その時、視線を感じた。
誰かがオレを見つめている、視線がオレには感じられた。
そして、それが誰かも…

オレは振り返って、視線の主を…

「………」

…舞は、いた。
でも、舞はオレの方を見てはいなかった。
ぼんやりと道の向こう、学校のある方を見ているようだった。
ぼんやりと…

…気のせいだったのだろうか?
今の視線は…
でも…確かに、今、オレを見ていたのは…

オレは舞の顔を見つめていた。

でも、舞は一度もオレの方を見なかった。
 
 

放課後の校舎は静かで、遠くで聞こえる部活らしいかけ声だけが小さく響いていた。
オレは鞄を持ち直すと、ゆっくり階段を降りていた。

今日は土曜日だが、例によってお弁当を佐祐理さんは持ってきていた。
だから、オレたちはいつものように、踊り場で昼食会をした。
したのだが…

舞はここでも一言も口をきかなかった。
ただ黙々と弁当を食べるだけで、オレたち…オレと佐祐理さんのの言葉にも何の反応もしなかった。
だから、オレたちも自然と無口になってしまって、いつになく静かな昼食会になってしまった。

…それでも、舞は昨日のように、さっさと立って行ってしまったりはしなかった。
弁当を食べおわった後でも、ぼんやりと屋上へ出るドアの窓の向こう、晴れた空を見つめるようにして座っていた。
やっぱり、一度もオレの方を見ることなく…

…でも、やっぱり感じた…時折、感じた視線。
何かをしている時…佐祐理さんと言葉をかわしている時、あるいは佐祐理さんの弁当に橋を泳がせているときなど…ふと感じる視線。
でも、振り返っても…舞はオレを見てなくて。
だから…

「……はあ。」

階段を降りて、思わずオレはため息をついていた。
オレの気のせい…なのだろうか?
自意識過剰…
昨日の舞のことを、オレの方が意識し過ぎて、それで…

…そうかもしれない。
舞が昨日、急に校舎を駆け出したのは、何か…オレが知らないけれど、何か…重要なことがあったのだろう…多分。
きっと、ただそれだけ…

…でも、あの…イメージは?
オレを襲うように、ふいに浮かんできたあのイメージ…
でも、何か懐かしいような、何かを…忘れている何かを、思い出させるような…
そんな、イメージ…

「………はぁ…」

ぱたぱたぱた

ため息と共に、足を引き摺るように歩いてくる足音。
オレはなにげなく振り返った

「…佐祐理さん…」
「…あ、祐一さん…」

佐祐理さんは顔を上げると、ちょっと疲れたような顔で笑った。
「どうしたんですか、こんな時間に…」
「……ついさっきまで、一緒にご飯、食べたじゃないですか。」
「…あははーっ、そうですねー」
佐祐理さんはいつもの元気な声で答えた…
…でも、その声に張りがないことは、オレにもすぐに分かった。
「…佐祐理さん」
「…はいー」
「……何か…あったんですか?」
「…え?」
佐祐理さんはオレの顔を見ると、また苦笑のような笑みを浮かべて
「…あははーっ」
「………」
「……祐一さん、舞…見ませんでした?」
「…え?」
オレは思わず、佐祐理さんの顔を見た。
「…舞だったら…佐祐理さんと一緒に、オレと別れたじゃないですか。それっきり…オレは見てないですけど。」
「…そうですよね…」
佐祐理さんは言うと、ちょっと首を傾げた。
そして、まわりをぼんやり見つめると、ため息のように
「…そうですよね…」

…確か、佐祐理さんと舞と別れる時、佐祐理さんは言っていた。
「今日は舞と一緒に帰る約束してるので」
「…じゃあ、一緒に途中まで帰りましょう。」
「いいえっ、多分、それから佐祐理の家に一緒に行きますから…祐一さんはここで。」
そう言って、そばに立っている舞に、佐祐理さんはにっこり笑っていた…

「…ひょっとして…」
さすがに佐祐理さんの顔で、どうしたのか想像がついた。
舞のやつ、オレと別れてから…
「…舞、黙っていなくなった…?」
「……はい。」
佐祐理さんは頷いた。
「一緒に帰ろうって、教室の前で別れて…でも、佐祐理が鞄を持って帰ってきたら、もう、舞はいなかったんです…」
それから佐祐理さんのことだ、舞を捜して校舎の中を捜し回ったのだろう。
でも、見つからずに、最後にここへ…
「…そうですか…」
「……はいー」
佐祐理さんは頷くと、また寂しそうな笑みを浮かべた。
オレはそんな佐祐理さんの顔を見ながら…

…舞はいったいどうしたんだろう?
昨日までみたいに、オレと佐祐理さんを…二人にしたいって、そんな事じゃない。
今日の舞は…変だ。おかしすぎる。
もしも仮に舞が佐祐理さんに対して何か、怒っているとしても…だとしたら、朝の登校を一緒にする理由はないし、昼食会に出てくる理由もない。それなら、どちらも断ればいいのだ。舞なら…そうすると思う。
なのに、舞はやってきて…でも、オレたちとほとんど口をきかなくて。
挙げ句の果てに、佐祐理さんとの帰宅をすっぽかし…
舞…お前、いったい…

「………はあ」

佐祐理さんはまた、ため息をついた。
寂しげな表情…いや、まるで飼い主に捨てられた犬のような、そんな表情にさえ見える顔…
頭の大きなリボンさえ、どこかしょんぼり垂れている、そんな風にさえ見える…

「…佐祐理さん」
「……はい?」

見上げた佐祐理さんに、オレはできる限りの笑顔で笑ってみせると

「…じゃあ、オレと…帰りませんか?」
「……え?」
「で、もしよかったら…また…デートしましょう。」

デートという言葉…
この間のときよりも、なぜか言いにくかった。
あの時は、実感のない言葉…今は…

「………」

佐祐理さんはオレの顔を見上げた。
廊下の窓からさし込む雪の反射光が佐祐理さんの顔にわずかにあたって、微妙なコントラストを描き出していた。
そのもっともコントラストをなすもの…大きな瞳が、オレを見つめた。

「………」

しばらくして。
佐祐理さんは黙って首を振った。

「……今日は…帰りますから。」

「…そうですか。」

オレはがっかりしたように見えないように、できるだけの笑みを顔に浮かべる。

「…でも、じゃあ、途中まで送ります…だったら、いいですよね?」

「………」

佐祐理さんは、わずかに目を落とした。
雪の反射が緑のリボンを、わずかに照らしていた。

「……はい。」

佐祐理さんが顔を上げて頷いた。

オレは思わず息をついた。

「じゃあ…靴、履き替えて…行きましょうか。」
「……はいー」

オレと佐祐理さんは、それぞれ自分の下足箱へと向かった。
 
 

夜の月が明るくあたりを照らしていた。
オレはコンビニの袋を手に、銀に輝く道を歩いていた。
いつも昼間通い…そして、夜に通う道。

まだ日の高いこの道を、一緒に歩いた佐祐理さん。
いつもは笑みを湛えたその顔は、しかし今日は曇ったままだった。
風は冷たかったが、陽の光は暑いくらいにオレたちに照らしていた…

『……約束、したんですけど。」

佐祐理さんは、もう何度目かの言葉をつぶやいた。

『確かに、今朝、約束して…舞も頷いたんですけど。』

『………』

オレは何も言えなかった。
今朝のあの様子では…舞が頷くだけだっただろうことは分かる。
多分、舞は、行く気はないのに、とりあえず頷いただけで…

…そんなはずはないことは、オレにも分かっていた。
舞は時に大雑把で、自分の都合だけしか考えていないところがある…
でも、佐祐理さんに対して、そんないい加減になるはずはないのだ。
佐祐理さんが舞にそんなことをするはずがないように、舞が佐祐理さんにいい加減に約束するなんてことは…ないのだから。

  『それが舞の精一杯の誠意なんですよ』

うれしそうに頷いた、佐祐理さんの顔。

  『でもそれが誠意なんですよ。普通の人じゃ叶わないほどの誠意なんです』

花束の大きさを示す手を広げたまま、最高の笑顔で頷いた佐祐理さん。
その笑顔は、手に持ちきれない花束を抱えて、鼻を赤くしたまま佐祐理さんの家に現われた舞の姿があったから。
だからこそ、佐祐理さんは舞を幸せにする…

『…祐一さん…』

『……はい?』

振り向くと、佐祐理さんは立ち止まっていた。
明るい道端に立ち止まって、オレを上目で見上げながら

『……舞は…』

『………』

『………』

佐祐理さんはなぜか、目を足下に落とした。
言いかけた言葉は、かすかな風に消えた。

『……舞に…聞いてもらえませんか?今日、どうして先に帰ってしまったか…』

『…佐祐理さん、それは…』

『……聞いて、もらえませんか…』

佐祐理さんは目を足下に落としたまま、もう一度言った。
佐祐理さんの顔は、オレには見えなかった。
ただ、その頭の大きな緑のリボンが、かすかな風に揺れていた。
かすかに、揺れながら…

『…分かりました。』

佐祐理さんのリボンに、オレは頷いた。

佐祐理さんの気持ちが痛かった。
オレにそれを頼む、佐祐理さんの気持ち。
それをオレに頼まなきゃならない、佐祐理さんの気持ち…

『…聞いておきますから。だから…大丈夫です。』
 

『………お願い、しますね』

ようやく顔を上げて、佐祐理さんは微笑んだ。
いつものはじけるような笑いではなく、複雑な笑みで、佐祐理さんはオレを見上げた。
オレは…

『…大丈夫ですから。』

オレの笑顔は、笑顔に見えなかったかもしれない。
せいいっぱい作った笑顔…
だけど…

佐祐理さんはそのまま、すぐに目を落として歩きだした。
オレはその横を、黙って歩いていった。
黙ったまま、かすかな風に揺れるリボンを…
 

「……はあ。」

オレは月を見上げて、ため息をついた。
手にしたコンビニの袋の中は…饅頭。
コンビニの饅頭だからたいしたことはないが…それでも、栗入りを奮発してきた。
これなら、多分、舞も喜んでくれると思う。

『相当嫌いじゃない』

そう言っている舞の顔が目に浮かぶようだ。

…いや、浮かばなかった、
オレの目に浮かぶのは…

『……舞に…聞いてもらえませんか?今日、どうして先に帰ってしまったか…』

緑色の大きなリボン。
目を落とした佐祐理さんの姿。
わずかに揺れる、大きなリボン…

どうしてなんだろう?
オレたちの思いは…どこかズレていってる気がするのは。
オレたちの…誠意…
佐祐理さんの…オレの…想い…

キィィ

いつもの通用口のドアの、かすかにきしむ音。
誰もいない真っ暗な校舎に響いていく。
かすかに、でも確かに響いて…

カツン
カツン

その後は、月の光に銀に輝くリノリウムの上で、足がわずかにたてる音。
それだけが、この場を支配する音。
この銀に輝く廊下に、沈黙の中に立っている少女を包む沈黙は、こんな音では破れはしないだろう。
いや、オレでは破ることはできないのかもしれない。
いつか、それをなんとかできる日が来る…そう思いながらオレは夜の校舎に通ってきた。
確かに、そう思っていたはずだ。
だけど…
だけど、今は…
オレが破りたい沈黙は…この闇の中ではなくて、それは…

…それは、緑色の闇かもしれない…

「……舞?」

いつもの曲がり角を曲がったところで、オレは小さく呼びかけた。
いつものように立っている舞に、オレは呼びかけた。

「………」

いつものように沈黙が答えた。
いつもの沈黙が…
 

でも、沈黙だけがオレに答えていた。
舞の姿は…なかった。

「……舞?」

オレは言いながら、あたりを見回した。

いないはずは…ない。
舞が訳もなくいないわけはない。
なのに…

…きっと、既に戦いは始まっているのだ。
戦いの場所はここではなく、校舎のどこか他の場所…

「……舞?」

オレはコンビニの袋を抱えたまま、木刀を握りしめたままで廊下を歩いていった。
多分、どこかで戦っている舞の姿を求めて。
必ずいるはずの舞の姿を求めて。
 
 
 

でも

舞の姿はどこにもなかった。
 
 

舞の姿は校舎にはなかった。

<to be continued>

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…筆者です。
「仕切り屋・美汐です。」
…題名の話でも…しますかね。
「…いきなり、なんですか?」
…いや…どうせ中身の話とかしたって、誰も見てないだろ?だから…せめて見てもらえている題名の話でも(笑)
「……で?」
…前回から題名の傾向、変わってるんだよね。最初2回は日本語の題名…だけど、前回は英語と…
「…何語ですか、あれは?」
…ラテン語。
「…あなたがラテン語を読み書きできるとは知りませんでした。」
…できないって(笑)ただ、この話…全体に、とあるものをモチーフにすることにしたから。だから…ラテン語。でも、最後までそうじゃあないんだよ。
「……意図、分かった気がします。」
…お前はね。他の人には分からないと思うけど…ともかく、そんな訳で…前回の題名の『Recordare』は、『思い出してください』という訳らしいんだな。そして、今回の『Kyrie』…『あわれみの賛歌』だそうだよ。
「そして次回は…」
…Hello, Again第5回、題名は…『Deus Irae』、すなわち『怒りの日』…あ、すまん。オレが仕切ってしまったね(笑)
「…いえ、構いません。では…次回…』
…おう。

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